これまでで最も急展開。あらゆる要素がこれまでもと詰め込まれた、怒涛の回だった。
ネタバレあり。
第7話
ル・ソベールが潰れる?
ル・ソベールは「ワールドショコラティエマスターズ」で優勝しなければ、即閉店となることに。
会長としては、ル・ソベールのレシピさえ獲得できれば速やかに閉店させたい意向。
一方の壮亮は、ル・ソベールは双子製菓の利益にもつながるから、どうにか存続させたい。利益につなげるためには、まずはこの大会での優勝が必要と考える。
壮亮はきちんと、そこで働く”人”と”思い”をわかっているよね。
そして、優勝するには、匿名のショコラティエの協力を仰ぎたい。
だけれども、ル・ソベールのショコラティエとしてはプライドがそれを許しがたいという葛藤。
プロとしての矜持と現実の利益のジレンマ。
このいざこざは生じたものの、結果的にル・ソベールの従業員が器の大きさを見せて食らたのが本当にありがたい。
彼らの人間味が、この物語全体の温かさの根源にもなっていると思う。
ついにバレた。ハナ=匿名のショコラティエ
思いもよらぬところで、バレてしまった。
皆から一斉に浴びる視線。逃げ出すハナ。
これまで匿名でいた理由を知っている視聴者からすれば、あの瞬間はただ胸が苦しい。
後日、ハナは手紙を通じて皆に正直に打ち明ける。
視線恐怖症の告白
匿名のショコラティエだった理由として、視線恐怖症であることも手紙で告白したハナ。
やっと、正直に話せた…。
健二先生が亡くなった今、隠し通すのは難しくなってくるから、安堵した。
今まで隠してきたこと、噓をついていたことも、ル・ソベールの皆は理解してくれる。
”人はだれしも秘密や事情がある”という懐の深さが、このドラマでの優しさの一つだと思う😭
寛、アイリーンへの片思いを終える
アイリーンにとって寛の好意が負担と感じていることを汲んで、寛は思いを引く宣言をした。
このドラマの特徴として、”好きになった相手の気持ちも尊重する”価値観が一貫して存在していると感じた。
寛はアルコール依存症だった母親とアイリーンを重ねているようだったから、アイリーンもアルコール依存症なんだろうか。
これまでの回では直接的にアルコール依存症と告白されたシーンはなかったはずだけれど、調べてみたら、いろいろなサイトで、アルコール依存症と書いてあった。(この先で描かれるのか?)
単に酒癖が悪いだけかと思っていたけれど、だから、昼の顔と夜の顔が違うように感じるのか。
「一度寝た男性とは寝ない」という恋愛ポリシーを掲げるのも、関係があるのかも。恋愛体質な母親の存在から、過去に抱える暗い部分も多くありそうだし。
もう一度アイリーンに絞って見返して、いろいろと考察したい。
深酒をして寛を呼びつけていた場面、寛の電話番号の登録名が「絶対にかけるな」になっていたことから、そういったことが一度や二度ではないことも伺える。
寛とアイリーンの二人、今の時点では描かれていない余白部分がかなり多い。
視聴者としては、いろいろな想像を巡らすことができて面白いのだけれど。
寛からハナへのキスの意味は?
ハナをアイリーンと勘違いしていたわけだった。
ですよね~。
しかも、未遂だった。
ハナがこれ以上傷つかなくて良かった。
本当の救出者は誰だったのか
ハナを交通事故から救ったのは、寛ではなく、壮亮だった。
ええ~~?!
まさか、もっと前から縁があったとは。
とはいえ、ここで”助けてくれた人=好きな人”という単純な構造で、すなわち寛ではなく壮亮が好き、と決定づけるのは違う気がする。
突然の海外編。コイタ共和国での救出劇
第7話最大のカオス編だと思っている。
突然に、海外編がぶちこまれた。
最高のチョコレートを作ることができる”ゴットセント”という幻のカカオを求め、ハナ、まさかの単身でコイタ共和国へ。
いやいや、いくら行動力があっても、一人でそんなところまで出かけないでよ。
そして追うように壮亮も向かう。
到着した先で暴漢に襲われるハナだったが、(なんとまぁ偶然にも)壮亮が登場!剣道で助けた!
いやいやいや、農場だったはずが、そんな治安の悪い地帯になっちゃっていたの?
ただ、この一件が二人の大きな転換点となる。
・ハナは大会に出場する覚悟を決め
・壮亮は「サラン」と気持ちを伝える
え!サランですか!
あまりにも突然に、(とってつけたように)海外編が展開されて驚きなんだけれど、こうでもないと二人が一気に動きだすこともないか。
それにしても、感情移入が追い付かない。
これまでのシーンの数々で、二人の感情の絡まり方や、距離の近づき方とか頭ではわかるし、『ハナ、無事でよかった』『壮亮、救世主でカッコいい。ついに好意を自覚した!』とか思うんだけれど、どこか一歩引いたところで二人を眺めている感覚となる。
孝の企みが明るみに…そして会長が倒れる
これまでも不穏な動きがあったけれど、まさかの展開に。
孝は双子製菓の経営権を狙っていたことが判明。
そこへ会長が倒れるという、不穏すぎる流れ。
この先不安しかない。どうする、あと1話しかないですが!
第7話 感想 猛スピードの展開に感情移入が追い付かない
第7話は、あと1話しかないというのに盛り盛りじゃない?というぐらい、あらゆる要素がふんだんに。
そして、ハナと壮亮の関係が動き出した重要な回でした。
でも、正直なところ、頭では理解できるのに、心がそこまで動かされないという感覚が強かった。
二人の距離が縮まっているのはわかる。
不器用な二人が、不器用ながらにも自分の気持ちを見つけていき、相手の不器用さを受け入れながら、そして不完全な自分をも認めていけるようになる姿が描かれているんだと思う。
その過程が、穏やかな恋愛、といってしまえばそうなのかもしれないけれど、なんだか感情の揺れ方が唐突に感じられてしまって、そこまで心からの感情移入ができていない。
全16話や24話がスタンダードの韓国ドラマに慣れてしまったせいなのか。
でも、日本のドラマだって全8話であっても感情移入できるしなぁ。
そして、気になるのはここ。
壮亮はハナに好意を伝えたけれど、ハナはどう?
寛は、「ハナは壮亮のことが好きだ」と断言していたけれど、実際どうです?ハナさん?
もしかしたら、最終話ではもっと感情移入できるかもしれない。
ここから二人の気持ちが腑に落ちてくるのかもしれない。
その期待を胸に、最終話に進みます🤔
